デフレとインフレの場合 投資の比較

その時代の経済的な状況によって、投資のスタイルは大きく変化します。現実的な経済的な状況としては、デフレとインフレの二つの状況が考えられます。デフレというのは、物価の勝ちがだんだん下がってしまう現象のことを意味し、インフレというのは物価の価値がだんだんと上昇していく現象のことを意味します。特に、デフレやインフレは通貨の価値や株式の価値に直接的な影響を与えやすい要因であるため注意をしなくてはいけません。
基本的に、世の中の経済的な状況から見て物価の価値が下がっていくケースでは、世の中の企業の収益も小さくなっていく傾向があります。そのため、消費者に対して支払われる給料も小さくなっていき、さらに物価が下がって行って企業の価値も下がっていきます。
一方で、物価の価値が適度に上昇すると企業側の利益も自然とあがって行きますので、消費者に対して支払われる給料も大きくなっていきます。この場合、株式の価値も大きくなる傾向にあります。
ただ、安直にこれらの傾向が全てというわけでもありません。物価の価値が下がってしまうということは、外国から見たら日本の製品が安くなっていることを意味しますので、海外からの買取が多くなってしまって通貨の価値がどんどん安くなります。
FXをしている場合には、円の相場が安くなってドルの相場が高くなると儲けを出しやすい状況になりますが、株取引では逆で利益を出しにくくなります。ですから、一概に投資としてこれらを見るのではなく比較してよく考えることがとても重要です。